日本各地には、観光名所と呼ばれるスポットがたくさん点在をしています。いまでは国内だけなく国外からもたくさんの方が訪れており、その場所でしか体験ができないアクティビティーもあるほどです。東京を事例にしてみると、大きな川や海で体験ができる屋形船がたくさんの方に人気となりました。観光船であるものの、船内で宴会ができるので結婚式の披露宴や、忘年会を開催する会場にも早変わりをします。
簡単に屋形船のサービスをご紹介すると、船内で業務用料理を提供されることが多々あります。東京なら天ぷらにドジョウ鍋のほか、すき焼きなども挙げられるわけです。これらはすべて、業務用ガラス容器で加工をして提供をしているのがポイントになっています。なぜ業務用ガラス容器を利用しているのかというと、船のスペースは非常に狭くて立派なキッチンはありません。
そして乗客定員もあるため、せいぜい2名までの調理人しか乗船ができないわけです。つまり、現地で一から加工をするのではなく、あらかじめ陸で作った料理をガラス容器のなかに入れるということになります。天ぷらならエビやナスビなどを一度、ガラス容器で素揚げにしておいて後で衣をつけるのが基本。すき焼きなら出汁を染み込ませた肉をガラス容器のなかにつめて、客席で温めて配膳をします。
業務用となるので、普段は目にすることができませんが、ホテルや旅館でもこのように時短調理をして来店客に配膳をするのが一般的です。